日本の習慣というものは、なかなか変えられないものだ：お風呂、食事（夕食）、 それから・・・日中は、旅館にいてはいけない。
　6時半の朝食のとき、私たちは、昨夕待っていてくれたすてきな日本の男性と話をした。
　お遍路の間では、いろいろと情報の交換が行われていることは知っていたのだが、今年は、私たちもそれに参加できた。
　彼は、困った状況の選択に対して、いくらかの助言をしてくれた。
　私たちが、昨年断られた旅館に対する代案を示してくれた。
　日本語で書かれた案内地図には、たくさんの宿泊場所が掲載されているのだ。

　私たちが、部屋に少し長く居続けたところ、8時になると、旅館のオーナーが断固とした態度でやってきたので、 退出せざるを得なくなった。
　今日泊まる温泉はずっと遠くにあるし、二つのスーツケースが宅急便で届いていたので、タクシーを頼んだ。

　9時にホテルに着いてしまったので、私たちは、ひどく早く着いてしまったことを陳謝した。
　宿では、大目に見てくれた上、歓迎してくれさえした・・・去年泊まったことを覚えていてくれたようだ。
　部屋（8畳間、床の間、椅子のあるベランダ、洗面器とトイレのある入り口、あら！今回はバスがない） に入れるまで、私たちは、ロビーに荷物を全部置いて、座って待っていた。
　部屋に入ると、WiFiは使えたが、ユックリ、ユックリ、 遅い、非常に遅かった。
　11時になると、コーヒーを運んできてくれた。私たちは、ブログをアップロードできたし、 今後10日分の宿の予約もすませた。
　洗濯を終えて、気持ちよく日の当たるベランダでメールを打った。
　メールは最悪だった。
　私は何度もメールを送り続けたが、いつまでたっても送信用ボックスに入ったままだった。
　一千回も送って、最初の2通が戻ってきただけだった。
　メールを送るのは不可能だということが分かった。

　夕食は、豪勢なものだった。
　食堂には浴衣を着て、靴下をはいた人たちがいっぱい居た。
　私たちは、まだまだ日本の習慣になじんでいないことに気付いた。